Muddy Tomoのひとりごと

焼き物のこと生活のことなど、つれづれなるままに、そこはかとなくかきつくれば・・・。

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呉須のにおい  

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「呉須のにおい」を親からプレゼントしてもらった。
2冊持っていたうちの1冊をくれた。


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この間の日曜日、出石に行った。
そこで、見せていただいた。
この状態で何十本も見つかったらしい。
呉須は少し溶けかかっている。釉薬はかかっていない。素焼きより温度は高めで、本焼きよりは低い感じ。
なぜなんだろう?
そして、なにより、その筆に見とれてしまった。
迷いのない、筆づかい。
明治期のものだろうか。
本焼き焼成していないだけ、よりリアルに絵付けが見える。


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今日から、ろくろを終わり、絵付けに入った。
あー、まだまだ。
「呉須のにおい」には、感性豊かな作品の写真がたくさん。
私は、絵付けの途中で
あー、とあくびをして線が揺らいだのかな、
急いでいるのかな、
しゃべってたのかな、
手抜きかな、
などと思わせるようなふっと笑ってしまうような線が好きなのだが、
やはり、そこに到達するまでには、多くの仕事をこなして、ある程度描けるようにならないと
そんな風には描けないと思う。
有田の窯元で働いてた時、
向かいのおばちゃんのしゃべってくる、しゃべってくる。
そして、仕事もはやくてきれい。
私は、がちがち。しゃべれない。あ。う。
3年たって、5年たって。
やっと、線がやわらかくなった。
そして、舞鶴に引っ越してきた。
今日は、3か月ぶりのの絵付け。
手が覚えている。
今までは、きちんと丁寧にと思って絵付けをしてきたけれど、
今日は、出石の絵付けをイメージしながら、迷いなく、さーっとリズムにのって描くことを心がけて。

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今日の仕事。
江戸時代、明治時代の人と一緒に仕事をしてみたいなあ。
私の、今日の仕事量はどうですか?






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category: 絵付け

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転写  

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このバラは茎以外のところは輪郭線をかかず、濃み(だみ)のみで仕上げています。
ずっと前に母に「これシールみたい。」と言われましたが、
今日、ろくろまわしながらふと考えた。
これはきっと、転写ではしない品だな。
転写というのは焼き物にはるシールのことです。
私が勤めていた有田の窯元でも、転写の商品がたくさんありました。
転写は誰にでもできそうで、意外に難しいのです。
だって平面のシールを立体の器に貼るのですから。
下絵の転写は、転写液というのに素焼き生地を浸して乾かしてから、
転写シールを貼ります。
転写シールは水につけて台紙と離してから使います。
生地を電気コンロであたためながら。
そうすると転写シールが伸びて、曲面にもぴったりくっつけることができます。
その後素焼きをし、転写液と転写ビニールを焼きとばします。
上絵の転写の時は、そこまで温める必要がないので、水ではなくお湯で転写シールを台紙から離す程度で大丈夫です。
でも、線描きは転写でも広い面の濃みは人の手でしていました。
なぜなら、広い面を転写にすると空気が入りやすいうえに、シール跡が残ったりするからです。
そして人が濃むことによって、転写ではなく手描きっぽくなる。
作り手にはわかりますが、訓練を受けてない人の目にはわからないと思います。
(私は勤めていた窯元で、絵付けされたものを見て誰が描いたのかわかるくらいになりました。)

真泥にはもちろん転写はありません。
転写屋さんが有田にはあるのですが、こちらは焼き物の産地ではないので描く〈濃む)しかありません。



category: 絵付け

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850℃  

奈良の文居さんでの「真泥 二人展」にお越しいただきありがとうございます。
私は舞鶴で日常生活を送っているため、画像をアップできないのが残念です。
こちらで素敵な写真を紹介して下さってますので、どうぞご覧ください。

うつわもり
うつわ文居雑記


さて、こちらは、まだまだ上絵の途中です。
ああ、失敗。
色がとんでます。
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有田の無鉛絵具は820℃くらいが焼成温度です。
有鉛絵具は、780~800℃。
無鉛絵具の方が若干焼成温度が高く、その幅も狭い。
さて、我が家の電子レンジのような小さな電気窯。
820℃でも、絵の具が溶けません。
おもいきって、850℃にしたところきれいにあがるようになりました。
けれど、この前は、温度計のさし方が甘かったようです。
そして、少し850℃のメモリを越えてしまいました。
うちの窯では、850℃が境目のようです。



今日は、きれいにあがったぞ!!
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category: 絵付け

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動物シリーズ  

昨日は、百万遍さんの手づくり市にお越しいただきありがとうございました。
とてもよい気候の中、多くの人でにぎわったようです。

結局、私は子供とお留守番。追い込まれた絵付けをしておりました。
子供たちは、おじいちゃんと筍掘りにいきました。
最近の我が家のメニューは、
筍ともやしとあげのオイスターソース炒め、筍ごはん、筍ココナッツミルクカレー、筍ちらしずし。
今日の晩ごはんは、筍とわかめの煮物かな。春巻きも食べたいな。


先日、インターネットで、私が勤めていた窯元が閉窯したことを知りました。
バブルのころとっても素敵な建物を建て、その時の負担が重かったようです。
ある程度予測されていたことです。

私は、とてもとてもお世話になったのでとてもさみしいです。
なんてったって、できちゃった私を雇っていただいて、二人も子供を産ませてくれたのですから。
その御恩は一生忘れません。

しかし、勤めている時は厳しかった。
特に赤絵。
有鉛から無鉛絵具に変える試験。
毎日、朝窯を開けるのが怖くて、ちょうど生後半年の子供をかかえて、睡眠不足で。
きっと、つらい顔をしていたのでしょう。
奥さんからとってもよくしていただきました。
お花をいただいた時のことを今でもよく覚えています。

その窯主はよい方で、有田陶器市の時に、従業員に会社にある生地で好きな絵付けをして売っていいという企画を考えて下さいました。そしてその売り上げを下さったのでした。
動物の絵柄はその時が最初です。
今から6年ほど前。
そしてその後、その動物シリーズは染付のみの絵柄となりその窯元で作ってもらいました。
なんと裏名に私のマークまで入れて。
私としては染付ではなく錦にしたかったのですが、手間がかかりすぎるということで染付のみになりました。

そして、動物シリーズのアイディアの出所は、
有田窯業大学校で習った岩永千穂子先生です。
とてもユニークな方で、伝統工芸士の資格を持っていて技術は存分にお持ちなのですが、
かなりオリジナルな作品を作ってらっしゃいました。
自宅の個展へ行きました。
私の子供に器を下さいました。
お孫さんが描いた絵をモチーフにした作品。
そして、上絵の使い方。
上絵をした上に、金をのせてもう一度焼くと縮れるのです。
その感じが素敵で。
そんな使い方は、伝統的な有田焼にはない方法で、目からうろこでした。

動物シリーズはこんな風にしてできました。

category: 絵付け

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山水  

以前、ひょうたん墨というものをご紹介しましたが、
染付

私は、実は(また、正直なところ…です。)あまりひょうたん墨で型を押し当てて、なぞって描くのが好きではありません。
それは、赤絵をしていて気付いたのです。
赤絵もひょうたん墨を使ったりするのですが、
本焼きしたものに絵付けをするので、表面がつるつるで、墨もあんまりきれいにつかないのです。
なので、結構適当。その時々。
絵柄も、筆の勢いで描くものが多いのです。
ピャーっと描きます。


なので、大皿一点物などは、何枚も同じのを作らないので、染付でもそんな風に描いています。

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本当は、何にもないところに空で描いていくのがかっこいいんですけど、
そこまでの技がないので、適当に鉛筆であたりをつけてます。
水平などは出しておいた方が、バランスがよいのです。
そんでも、実際は筆の向くままに。
自分でも、なんでこんなラフな鉛筆線だけで、
いざとなったら筆で描き込んでいけるのかわかりません。

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category: 絵付け

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